私が昔なりたかったもの

私は幼い頃、画家になりたかったです。絵を描くのが大好きで、大好きなことを仕事にしたいと思っていたからです。また、画家のイメージである、ベレー帽にも憧れていました。しかし、小学校に入学し、図工の授業で絵を描くようになり、自分の思い通りに描くことの出来ない歯がゆさと苛立ちに、画家への夢を断念しました。画家と言われる方々は、辛い修業時代を乗り越え、今があるということに気付かず、当時はスラスラと上手な絵が描けると、自分を過大評価していたようです。

画家への夢を断念した私は次に、警察官になりたいと思うようになりました。よくテレビで放送されている、警察官の密着ドキュメンタリー番組や、警察官が主人公のドラマを見て、格好良いと思ったからです。中学2年生頃まで、その夢は続き、2年生の時に授業の一環としてあった職場体験では、迷わず警察署を選択しました。そこで指紋採取等を体験させてもらったのですが、テレビで見ていたことを、自分もしているということに、とてもはしゃいでいた気がします。
進級し受験生になり、進路を具体的に考えるようになった頃、警察官になる方法を調べてみました。警察官への道はとても厳しく、体力面に自信が無かった私は、もう一度自分の将来について考え直してみることにしました。そこで私は英語が好きだということに気づきました。また子供も好きだったので、英語の教師になることを夢見るようになりました。夢を教師と決めた後、進むべき道は決まっていました。進学校と言われる高校に入学し、その後努力して大学の教育学部に進学しました。
私は教育学部に入れば、簡単に教師になれるものだと思っていましたが、その考えはとても甘かったです。教員免許を取得するため、他の学部よりも多くの授業を受けないといけないこと、教育実習が2回もあること、免許を取って、さらに各都道府県の教員採用試験を受けないといけないこと等、とても大変でした。私は教育実習で、毎日このような生活を続けるのは無理だと思ったことや、バイトで経験した接客が楽しく、接客の仕事がしたいと思うようになり、教師になることを諦めました。私の大学時代の友達は、みんな教師になったのですが、とても大変だけど、充実した日々を送っているようです。私も今の仕事では、大学時代に学んだことを活かせていませんが、楽しい毎日を送っており、後悔していません。
そんな私ですが、これから結婚して、子供を授かったとき、その子はどんな夢を見て、日々成長していくのだろうと考えると、とてもワクワクします。私は夢を叶えることが出来ませんでしたが、その子の夢のために、一生懸命サポート出来たら良いなと思います。

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